化学療法の看護 
 
(レベル毎に面接・筆記試験を受ける レベル終了時認定書を発行する)
(東札幌病院看護部 2005/4月作成)
 
レベルT  (卒後1年目)
1. 1がん発症から現在までに受けた治療について、患者の話を良く聴き、理解することができる
2. がん医療における化学療法の位置付けについて理解できる
3. 初回治療を受ける患者の不安や疑問、期待することを知りチーム内で共有できる
@身体面  A精神面  B社会面への影響
4. 2回目以降の治療を受ける患者の不安や疑問、期待することを知りチーム内で共有できる  
@身体面  A精神面  B社会面への影響
5. 抗がん剤の作用について理解し、正しく述べることができる
6. 抗がん剤の主な副作用の発生機序を理解し、正しく述べることができる
7. 抗がん剤の主な副作用(過敏症・骨髄抑制・嘔吐・味覚障害・脱毛)の発生機序と対処方法、予防のためのケア方法について理解できる
8. 患者が日々の体調を「患者日誌」に記載することができるようにサポートすることができる
9. 「患者日誌」を用いて患者が体験している身体症状や病気治療への思いを聴くことができる
10. 抗癌剤の種類としてVesicant(壊死性抗癌剤)とNon- Vesicant(非壊死性抗癌剤)の特性と血管外漏出時の対処方法が理解できる
11. 化学療法の記録用紙をもれなく記載することができる
 
レベルU
卒後1年後半〜3年目 Ua:1〜G指導を受けて実施 Ub1〜10 一人で実施 確認テスト80点以上合格)
1. 化学療法を受ける患者の治療目的(術前術後の補助・治癒・延命・症状緩和)がわかる
2. 化学療法実施予定カレンダーを見て、患者の治療予定を正しく知り、患者と共有できる
3. 治療前に患者参加型看護計画を用いて治療目的・治療内容・所要時間・予測される副作用についてオリエンテーションすることができる
4. 各疾患において使用される分子標的療法(乳癌:ハーセプチン、肺癌:イレッサ、悪性リンパ腫:リツキサン)の効果、投与時の注意点、観察ポイントを述べることができる
5. 主な副作用(過敏症・骨髄抑制・悪心嘔吐、倦怠感、脱毛、末梢神経障害、心肺肝腎機能障害)について発生機序と対処方法、予防法を患者と話し合うことができ、必要なケアを実践できる
6. 治療当日、抗がん剤の種類に応じた準備を安全に行うことができる
7. 血管外漏出を予防しながら、抗がん剤の種類に応じた投与をすることができる
8. 治療当日、採血結果から白血球中の好中球数を算出し、感染状態の有無を確認することができる
9. 治療当日、採血結果から心肺肝腎機能障害の有無について理解し、患者を観察することができ
10. 化学療法前日と当日に、ミキシングに関して、薬局担当者と連絡調整することができる
 
レベルV
(Va…1 事例を一例まとめる 卒後3〜5年目 Vb…1〜3 事例を二例まとめる 卒後5年目以上)
1. 化学療法目的で入院する患者の意向を確認し個別的に参加型看護計画を立案・実施・評価できる
2. 治療と効果、方針や適応について医療チーム内で話し合い必要に応じて他の専門職のサポートを受けることができる
3. セクション内で行なわれる化学療法が正確・安全・安楽に準備・実施されているか確認し、スタッフへの技術とケア指導ができる
4. 新しい治療法について常に学びながら、化学療法看護の質を高めていくことができる
 
レベルV修了者は、がん化学療法認定看護師の受験資格が与えられる