包括的治療センター

包括的治療センター

内科系包括的治療センター センター長 鳥本 悦宏

外科系包括的治療センター センター長 長谷川 格

患者さんが患う疾患は決して単一ではありません。まして現代は超高齢社会です。高齢になれば臓器機能は低下し、いくつもの病気や臓器機能障害を有している患者さんが大半です。また、医療は急速に進歩しています。たとえ単一の疾患であっても治療内容は多岐にわたります。しかも各々の領域が高度専門的となり、治療も複雑化しています。安全でより効果的な医療を提供するには、ひとりひとりの患者さんに対し、専門領域の異なる医師がチームを組み、各々の専門性を活かして協力していかねばなりません。これはすべての疾患でいえることで、がんの医療とケアも例外ではありません。

当院の内科系診療科は、腫瘍内科、血液内科、緩和ケア科、消化器内科、循環器内科、呼吸器内科、心療内科、神経内科の専門内科8科、これに一般内科と放射線科を加えた計10の標榜科からなっています。また、外科系は、消化器外科、乳腺甲状腺・外科、整形外科、歯科・歯科口腔外科・麻酔科の5診療科を有しています。

当院では、これらの診療科が垣根を超え、一致団結して患者さんの医療とケアにあたる集学的チーム医療を行ってきましたが、これをさらに充実させるため包括的治療センターを立ち上げました。

本センターでは、内科系と外科系各々の診療科を束ね、診療科・部の枠を超えた診療の調整とともに、各種がんの治療方針等を多職種で検討するキャンサー・ボードの調整、検査,手術,与薬,処置,食事,患者指導などの項目ごと時系列に一覧表示した診療計画書(クリニカルパス)の整備などの調整も行います。