看護部

護部

理念

PatientからPersonへの挑戦 ~患者さんの自由度を拡大しよう~

東札幌病院の基本理念「医療の本質はやさしさにある」に基づいて、看護部では、ひとりひとりの患者さんやご家族を苦痛や辛さを我慢する人(Patient)ではなく、かけがえのないその人(Person)として尊重してケアすることを目標にしています。がん専門病院として、がんの予防から終末期にいたるまで総合的ながん看護に取り組んでいきます。

概要

看護部は、一般病棟5病棟と緩和ケア病棟2病棟、外来、手術室で構成されています。

1.看護体制

  • 看護配置7対1

2.勤務体制

  • 2交代制勤務
    日勤8時30分~17時00分
    夜勤16時30分~9時00分(仮眠2時間)
  • 休日・休暇
    令和元年度 年間休日 124日
    特別休暇、有給休暇あり
  • 看護提供方式
    受け持ち制、チームナーシング
     入院から退院までケアの責任をもつ受け持ち制をとっていますが、一部チームナーシングも取り入れて、受け持ち看護師が不在の場合でもその日の担当看護師が看護計画に沿った看護を提供しています。

3.看護体制図

組織の理念と基本方針、および看護部門の理念の実現を目指し、下記の体制で、がんの予防から終末期にいたるまで総合的ながん看護に取り組んでいます。

4.看護の専門性

  • 専門看護師・認定看護師

日本看護協会認定の専門看護師・認定看護師が、それぞれの看護の専門性を活かしながら活動をしています。

分野名 人数
がん看護専門看護師 3名
緩和ケア認定看護師 3名
がん性疼痛看護認定看護師 1名
がん化学療法看護認定看護師 1名
皮膚・排泄ケア認定看護師 2名
感染管理認定看護師 1名

(2019年8月現在)

  • 専門看護委員会

専門的知識・技術を探求し、院内の看護の質を高めるために、以下の専門看護委員会が活動しています。

  1. 緩和ケア
  2. 高齢者のエンド・オブ・ライフケア
  3. スキンケア
  4. 化学療法
  5. 感染管理
  6. 糖尿病

5.看護に関するアウトカム

褥瘡発生率
  平成29年度 平成30年度
一般病棟平均 3.15 3.64
緩和ケア病棟平均 7.68 6.71

6.福利厚生

  • 院内保育園 『東札幌病院 ひまわり保育園』
    職員の育児支援の一環として、院内保育園を完備しています。
    ◇保育時間 月~土曜日 7時30分~18時30分
     ※日祝・年末年始(12/30~1/3)は休園
    ◇保育対象
     当病院に勤務する職員の2か月~小学校就学前までの乳幼児及び学童で保育の必要性を認めたもの
  • 職員健康診断
    春・秋 年2回実施
  • B型肝炎ワクチン 補助金あり
  • 保養施設(トマム ザ・タワー)職員価格で利用可能
  • 日本ハムファイターズ観戦 職員1人につき年1回利用可能(1試合2席)

7.親睦会(ハマナス会)

職員間の親睦を深めるために、職員は会費制でハマナス会に所属しています。新人歓迎会、秋の親睦会、忘年会を主催し、法人全体での交流を深めています。

教育体制

看護部では、以下のような教育目標を掲げ、きめ細やかな人材育成教育を行っております。

教育目標

ペーシエントからパースンへの挑戦
―患者の自由度を拡大することができるー

  1. 組織の理念と基本方針、および看護部門の理念をふまえ、生涯にわたって自律的に学習を継続していくことができる専門職業人の育成をめざす。
  2. 社会情勢や医療・看護を取り巻く状況の変化のなかで、医療の受け手がQOLを維持し向上できるケアを実践できる看護者の育成をめざす。
  3. 医療の受け手が最適の成果が得られるように、進歩する医学・看護学をはじめ医療・ケアを行う上で必要な関連諸科学の教育・研修をめざす。
  4. 「人間として遇する」医療・ケアの実現のために、哲学・倫理に関する研修を継続し、組織としての価値共有ができる看護者の育成をめざす。
  5. 組織の教育の目標を基盤にして、看護者の成長過程を支援し、個々の看護者がその過程に応じて、学習する組織作りに参加できることをめざす。
  6. 安全で確実な医療ケアがなされるように、組織に基づいた技術教育を実施し、行為の巧緻性を高めることをめざす。
看護部 がん看護研修 キャリアステージ(レベル)
レベル (目安)
(1年目)

(2-3年目)

(4年目以上)

(主任・主任補佐)

(看護課長)
定義   基本的な看護手順に従い必要に応じ助言を得て看護を実践する 標準的な看護計画に基づき自立して看護を実践する ケアの受け手に合う個別的な看護を実践する 幅広い視野で予測的判断をもち看護を実践する より複雑な状況において,ケアの受け手にとっての最適な手段を選択しQOLを高めるための看護を実践する
看護実践能力 ニーズをとらえる力 目標 助言を得てケアの受け手や状況(場)のニーズをとらえる ケアの受け手や状況(場)のニーズを自らとらえる ケアの受け手や状況(場)の特性をふまえたニーズをとらえる ケアの受け手や状況(場)を統合しニーズをとらえる ケアの受け手や状況(場)の関連や意味をふまえニーズをとらえる
行動目標
  • 助言を受けながらケアの受け手に必要な身体的,精神的,社会的,スピリチュアルな側面から必要な情報収集ができる
  • ケアの受け手の状況から緊急度をとらえることができる
  • 自立してケアの受け手に必要な身体的,精神的,社会的,スピリチュアルな側面から必要な情報収集ができる
  • 得られた情報をもとに,ケアの受け手の全体像としての課題をとらえることができる
  • ケアの受け手に必要な身体的,精神的,社会的,スピリチュアルな側面から個別性を踏まえ必要な情報収集ができる
  • 得られた情報から包括的アセスメントの視点を持ち、優先度の高いニーズをとらえることができる
  • 予測的な状況判断のもと身体的,精神的,社会的,スピリチュアルな側面から包括的アセスメントの順に必要な情報収集ができる
  • 意図的に収集した情報を統合し,ニーズをとらえることができる
  • 複雑な状況を把握し,ケアの受け手を取り巻く多様な状況やニーズの情報収集ができる
  • ケアの受け手や周囲の人々の価値観に応じた判断ができる
ケアする力 目標 助言を得ながら,安全な看護を実践する ケアの受け手や状況(場)に応じた看護を実践する ケアの受け手や状況(場)の特性をふまえた看護を実践する 様々な技術を選択・応用し看護を実践する 最新の知見を取り入れた創造的な看護を実践する
行動目標
  • 指導を受けながら看護手順に沿ったケアが実施できる
  • 指導を受けながら,ケアの受け手に基本的援助ができる
  • 看護手順やガイドラインに沿って,基本的看護技術を用いて看護援助ができる
  • ケアの受け手の個別性を考慮しつつ標準的な看護計画に基づきケアを実践できる
  • ケアの受け手に対してケアを実践する際に必要な情報を得ることができる
  • ケアの受けての状況に応じた援助ができる
  • ケアの受け手の個別性に合わせて,適切なケアを実践できる
  • ケアの受け手の顕在的・潜在的ニーズを察知しケアの方法に工夫ができる
  • ケアの受け手の個別性をとらえ,看護実践に反映ができる
  • ケアの受け手の顕在的・潜在的なニーズに応えるため,幅広い選択肢の中から適切なケアを実践できる
  • 幅広い視野でケアの受け手をとらえ,起こりうる課題や問題に対して予測的および予防的に看護実践ができる
  • ケアの受け手の複雑なニーズに対応するためあらゆる知見(看護および看護以外の分野)を動員し,ケアを実践・評価・追求できる
  • 複雑な問題をアセスメントし,最適な看護を選択できる
意思決定を支える力 目標 ケアの受け手や周囲の人々の意向を知る ケアの受け手や周囲の人々の意向を看護に活かすことができる ケアの受け手や周囲の人々に意思決定に必要な情報提供や場の設定ができる ケアの受け手や周囲の人々の意思決定に伴うゆらぎを共有でき,選択を尊重できる 複雑な意思決定プロセスにおいて,多職種も含めた調整的役割を担うことができる
行動目標
  • 助言を受けながらケアの受け手や周囲の人々の思いや考え,希望を知ることができる
  • ケアの受け手や周囲の人々の思いや考え,希望を意図的に確認することができる
  • 確認した思いや考え,希望をケアに関連づけることができる
  • ケアの受け手や周囲の人々の意思決定に必要な情報を提供できる
  • ケアの受け手や周囲の人々の意向の違いが理解できる
  • ケアの受け手や周囲の人々の意向の違いを多職種に代弁できる
  • ケアの受け手や周囲の人々の意思決定プロセスに看護職の立場で参加し,適切な看護ケアを実践できる
  • 適切な資源を積極的に活用し,ケアの受け手や周囲の人々の意思決定プロセスを支援できる
  • 法的および文化的配慮など多方面からケアの受け手や周囲の人々を擁護した意思決定プロセスを支援できる
協働する力 目標 関係者と情報共有できる 看護の展開に必要な関係者を特定し,情報交換できる ケアの受け手やその関係者,多職種と連携ができる ケアの受け手を取り巻く多職種の力を調整し連携できる ケアの受け手の複雑なニーズに対応できるように,多職種の力を引き出し連携に活かす
行動目標
  • 助言を受けながらケアの受け手を看護していくために必要な情報が何かを考え,その情報を関係者と共有することができる
  • 助言を受けながらチームの一員としての役割を理解できる
  • 助言を受けながらケアに必要と判断した情報を関係者から収集することができる
  • ケアの受け手を取り巻く関係者の多様な価値観を理解できる
  • 連絡・報告・相談ができる
  • ケアの受け手を取り巻く関係者の立場や役割の違いを理解したうえで,それぞれと積極的に情報交換ができる
  • 関係者と密にコミュニケーションを取ることができる
  • 看護の展開に必要な関係者を特定できる
  • 看護の方向性や関係者の状況を把握し,情報交換できる
  • ケアの受け手の個別的なニーズに対応するために,その関係者と協力し合いながら多職種連携を進めていくことができる
  • ケアの受け手とケアについて意見交換できる
  • 積極的に多職種に働きかけ,協力を求めることができる
  • ケアの受け手がおかれている状況(場)を広くとらえ,結果を予測しながら多職種連携の必要性を見極め,主体的に多職種と協力し合うことができる
  • 多職種間の連携が機能するように調整できる
  • 多職種の活力を維持・向上させる関わりができる
  • 複雑な状況(場)の中で見えにくくなっているケアの受け手のニーズに適切に対応するために,自律的な判断のもと関係者に積極的に働きかけることができる
  • 多職種連携が十分に機能するよう,その調整的役割を担うことができる
  • 関係者,多職種間の中心的役割を担うことができる
  • 目標に向かって多職種の活力を引き出すことができる
教育 学習・教育する力 目標 手順・マニュアルを活用し,基本的な知識,技術を習得できる 患者・家族への指導ができる 後輩に対する指導ができる 学生・後輩の成長を促進する効果的な指導ができる 部署で必要な教育計画を立て実践できる
行動目標
  • 患者、家族に適切な説明をし、不安を軽減しながら共に学び合うことができる。
  • 実施する看護行為の裏づけを自己学習できる。
  • ケアの継続を考えた患者、家族への指導・支援ができる。
  • 新人の身近な存在として、ケアの指導・助言ができる。
  • プリセプターとして、個別性を尊重した新人の指導ができる。
  • 後輩にインフォームド・コンセントの本質に基づいた指導ができる。
  • 患者、家族の個別の状況と深く関わり、そのプロセスを通して共に成長することができる。
  • 部署内の研修や学習のリーダーシップをとることができる。
  • 臨床実習の担当者として学生と共に成長することができる。
  • スタッフ個々の状況に応じた教育的な指導、支援ができる。
  • 部署内の専門性及び課題を考慮し,研修や学習会の企画,運営をすることができる
  • 「グローバルにみてローカルに行動できる」専門職業人として自己啓発を継続できる。
研究 研究する力 目標 事例発表ができる 焦点を絞った看護事例の発表ができる 看護研究を計画し主体的に取り組むことができる 部署における研究の指導ができる 専門分野における研究を行い,研究成果を看護実践に活かすことができる
行動目標
  • 実践した看護事例をまとめ、発表することができる。
  • 焦点を絞った看護事例をまとめ、発表することができる。
  • 看護実践の質向上を目指した研究に取り組みまとめ、発表することができる。
  • チームで行う研究のリーダーシップをとることができる。
  • スタッフの研究の取組みに対して、タイムリーに助言、指導ができる。
  • 特定の領域における研究を継続し、看護の質向上に貢献できる。
  • 個々のスタッフの研究への取組みを支援し、学習する組織文化の創造に貢献できる。
  • 専門職業人として自らも研究テーマをもち、継続して取り組むことができる。

詳細は下記をご参照ください。

看護職員の募集

下記をご参照ください。