新医療への挑戦(臨床研究・治験)

新医療への挑戦(新規医療開発研究)

医学・医療は大きく進歩しています。しかしながら、いまだ確実に治癒を導く治療法がない疾患も少なくありません。「新規医療の開発」は、医療者の大きな責務のひとつです。

現代の医療は、科学的、人道的、倫理的に行われ、積み上げられてきた膨大な臨床研究の結果に基づき組み立てられています。また、こうした臨床研究も基礎医学研究の成果なくしては計画・実施できません。

当院では、臨床研究管理部門、倫理審査委員会の承認を受けた臨床研究を推進、支援するとともに、基礎医学研究への参画も促進しております。

患者・家族の皆様には、研究へのご参加をお願いする場合もございます。説明をよくお聞きいただき、ご同意いただけるようでしたらご参加お願い申し上げます。

現在進行中の臨床研究

(オプトアウトとは)

研究課題名研究代表者研究期間研究責任者関連文書
東札幌バイオバンク(ヒト資料の収集と臨床情報を利用した臨床研究基盤の構築)伊藤 智子
(医療法人東札幌病院 内科医長)
2020年4月1日~
2030年3月3日
伊藤 智子
(医療法人東札幌病院 内科医長)
説明書
同意書
同意撤回書
診断ソフトウェア開発・臨床応用に関する後向き研究(他施設共同研究)他施設合同研究 吉川健啓
(東京大学コンピュータ画像診断学/予防医学講座・放射線科)
2020年12月9日~
2024年3月31日
西山 正彦
(医療法人東札幌病院 副理事長)
公開文書

バイオバンク研究へのご参加について

当院では、ご同意いただいた皆様から臨床情報、血液、体液、がん組織、正常組織などの「試料」を大切に保管する「バイオバンク事業」を行っております。バイオバンクに保管された試料は、新しい検査法や治療法の開発など医学や医療を発展させる研究基盤になります。

研究で得られる個人情報はバイオバンクにおいて厳重に管理されます。提供された試料は個人を特定できる情報を含まない専用番号により管理されます。この専用番号と研究協力者を結びつける登録台帳はバイオバンクにおいて管理して、分析を行う研究者や共同研究者にあなたの個人情報が分からないようにしています。並行して、検体管理システムにより匿名情報管理を行います。

外来、病棟で担当者が参加のお願いにあがることがありますが、研究への協力はあくまでも任意です。こ協力いただけない場合でも一切不利益はありません。また、一旦協力にご同意いただいた場合でもいつでも撤回することは可能です。
ご提供いただいたあなたの診療情報や検体は、将来の医学・医療の発展を支える貴重な科学資源となり、予防、診断、治療、ケアまで、新しいお薬の開発や診断法などの開発をふくめ、大きな役割を果たします。

ご提供についてご検討いただければ幸いです。